溺愛セレーネ

シチュエーションCDや乙女ゲーについてぽそぽそ呟きます

安堵と階段

お久しぶりのブログです。

ちょっとまた己の気持ちを整理しにきました。

 

ブログやHPにて発表された休業のお知らせ。

「ご報告があります」という一文に身構えましたが、本文を読み終わった後に、「もう身構えるようなことはないじゃないか」と、力が抜けたのが自分の中で一番印象的でした。

 

前々回で、結婚発表のタイミングをいつも脳内でシミュレーションしていたことをちらりと書きましたが、想定外の知り方だったので、ちょっとまだ身体が対応できていなかったようです。

 

しかし、いつだってオタクにとって「ご報告」の三文字は戦々恐々。

結婚・妊娠・引退・卒業、考えられることはたくさんあります。

だいたいはツアー・ライブの発表や、次のリリース情報解禁で肩透かしを食らったような気持になったりするんですが。

 

なので、内容を読む前に、やっぱりいろいろなパターンを考えました。

引退については、絶対に今のタイミングで引退しないと思ったので、その心配はなくて。

身体を強張らせながら内容を読み進めて、喉の治療のための休業と知り、一番に思ったのは「よかった」でした。

 

復帰見込み時期、症状を想像出来る内容をきちんと明記してくれていたのも心配の気持ちを減らしてくれた要因だと思います。

 

もしこれが、無期限や時期について一切記載がなく、場所も伏せられいのちにかかわるようなものでは?と邪推できるような書き方であれば、そんなに落ち着いてはいられなかったと思いますが。

 

喉を酷使していたことはずっと前から気になっていたことなので、しっかり治療に専念できる環境の確保ができたという認識でいいのかな、と、それに対しての安堵感が大きかったです。

先日のレギュラーの配信番組で、自粛期間中に喉の調子が良くなった、というエピソードを聞いたときも思うことがありましたし。

 

歌やブログのことにも触れていて、ご自身の中で、その二つの比重が大きくなっているのかな、ということも感じることができましたし。

 

勿論、心配も多少はありますが、こういう状態で私は気持ちを持っています、と残しておきたくて。

 

あと私はなぜかこういう瞬間に、「大丈夫かな?」っていう心配の気持ちよりも、「彼なら大丈夫」という謎の信頼感の方が勝ってしまうんですよね。

応援していく中で、私なりに相手を見ていての気持ちなのか、単純に私が楽観的なのか。どっちなのかは自分ではわからないんですが。

 

喉の状態を細かく教えてもらったわけではないですし、手術の規模というのも、素人なのでわかりませんが、「大丈夫かな…心配です、成功するように祈ってます」という感覚より、「おっ、しっかり時間をとってもらって治療に専念できるなら、この機会に自分で声を出すときに納得できないところがなくなるくらいしっかり休んでね!」みたいな気持ちの方が大きくてですね。

同じ職業なわけでもないので推察ですが、膨大な仕事量、多大な喉への負担は素人目にも明らかだったので、そのスパイラルから抜け出せたことへの安堵感の方が勝っています。

 

先日のブログで、最近続けているお誕生日のお祝いができない日があるかも、という一文で、お仕事が忙しくなるからかな、と思っていたのですが、こういうことだったのか、と納得しました。

 

そんなん気にしなくていいから、ちゃんと休んでおいで!と、近所のパワフルおばさんみたいな気持ちになったんですけど、この前まで言葉が足りない…って言ってたりして、まったくオタクというのは毎回言うことが違って勝手ですねえ。

 

今日ツイッターでは別件で浮かれていたので、もうこの人ファンじゃなくなったのかな?って思われた方もいるのでは?と思い、勝手に弁解したくてちょっとブログの方に書かせてもらいました。

 

Twitterではたまに欝々としたツイートしちゃうときもありますが、そんなに実況したりだとか感想残したりだとかあまりしていないので。

 

一応、あれから2か月以上経って、私の中でもだいぶ昇華できたこともありますし、徐々に解禁できたこともあります。

まだ見れない・聞けないというものもありますし、あまりお金を落とす気にもなってないんですが、以前から見ているものは引き続き見ています。

ブログも、以前は通知きたらすぐ見る!すぐコメントする!みたいな状態でしたが、最近はほとんどコメント残したりしていないし、たまに忘れてみないときもある…みたいな感じです。

 

前回・前々回のエントリの時のように怒り狂ってはないですが、ちょっと遠いとこから見てる感じでしょうか?現状の私にはベストポジションだと思ってます。あとなんか必死だったころに比べて、肩の力が抜けました。

別にすぐに反応しなくてもいい、出たものすべて買おうとしなくてもいい、出てる作品全部チェックしなきゃいけない、みたいな強迫観念から逃れられたのは、自分の年齢的にもちょうどよかったのかな、と思ってます。あの生き方で長いことやってたので、ちょっと物足りなさはありますけど。

 

先日、部屋の片づけをしていく中で、グッズの整理をしました。

やり始める前は、「よっしゃこれを機に断捨離のごとく整理したる!!!」と思って始めましたが、結果処分するものはそんなに多くありませんでした。

現場でグッズハイになって、必要以上に購入していたものを減らすくらいで。

ひとつひとつグッズを手に取ると、当時の思い出がよみがえってきたり、自分が持っている数を把握することで、それだけ時間とお金をかけていたんだなぁと実感しました。

 

「好き」を量るとき、時間やお金”だけ”では測れませんが、判断材料にはなると思います。

楽しかった時間を思い出して、また若干欝々したりもしましたが、この整理の時間やアーティストデビュー記念日などいいきっかけになりました。

 

たぶん私の中での気持ちの昇華の最終形態が「乙女ゲーをプレイしたりシチュCDを聞く」、ということだと思うので、そこを目指してちょっとずつ前に進んでおります。

 

ちなみに現段階は、「サブキャラを務めてるゲームをプレイする」というところです。

今後どれだけのステップを踏めばいいのか考えると、まだまだ遠い道のりのような気もしますが。

 

別に今、曲を聴いたり、乙女ゲーをプレイしたり、シチュCDを聞いたりとか、できるのかもしれないけど、前にも言ったようにアラさがししたくなくて避けています。

もうここまで日が経てば、私の昇華速度が遅いだけなんですけど。

 

彼の演技や声はもちろん大好きなので、それに対して少しでも他の気持ちを持ち込みたくないんですよね。

よわよわ精神なので、なんだかそういう面倒くさい気持ちを持ち込みながらお芝居に触れたら、ますます面倒くさくなりそうなので、いましばらく徹底します。

 

ちょっと前に、新入社員の男の子と某少年漫画作品の話題になったんですが、そのときに「私、その役やってる声優さん好きなんだ」と、さらっと出たんですよね。

あまりにもさらっと出たので、自分が一番びっくりしたんですけど。

名前を出すことも積極的にしてないような状態で、追いかけられるだけ追いかけるぞ!というやる気も感じられない状態なのに「好き」ってすぐ出るんだ、と感心しました。

私好きなんだーと、話しながら、脳内で自分に相槌打ってました。

 

この約2か月の間に、そんな出来事や気持ちの変化があったうえでの今回の発表で、私なりに受け止められているので、今回特に多くは呟きませんでした。

なので、別にファン辞めたとか、そういう感じではないので。

 

この1年の間に、私は他にも推せる!という方に出会えていて、正直その方々の存在があったので、そこまでへこたれずにいれると思っています。たまに欝々とはしてますが、へこたれてはいません。

話題に出す頻度や、時間やお金をかける比重はやっぱり変わっていますが、「好き」の対象が増えただけだと思っています。

 

比重の変化について、件のことに要因はありまくりますが、それより前から好きの気持ちが芽生えていた方々なので、「あいつもう鞍替えしたのかよ」みたいな感じでは捉われたくないなぁと思って、気持ちの整理と言い訳を並べさせてもらいました。

 

一度好きになったものは、私の中で、いつまでも大切な存在です。

 

先日、ツイッターで、オタクとしての目覚めを時系列で並べてみたんですけど、どの思い出もキラキラした、大切なものでした。

特に現場に通って、ご本人と楽しい時間や空間を共有できた方々は、いつでも思い返せば温かい気持ちになれます。

今同じ時間は共有していないかもしれないけど、好きな気持ちは消えないし、思い出せばすぐ取り出せるステキな宝物がいっぱいです。

 

でも彼はまだ私の同じ時間軸の中で見ている感じがしています。

こういう気持ちははじめてで、なんと言い表したらいいのか分からないけれど。

 

既に折り合いをつけて、受け止めている方々に追いついて、また彼のためになれるようなファン活動ができるまで、ちょっと時間はかかりますが、待っててください。

それまで目障りな部分も多々あると思いますが、よろしくお願いします。

 

 

ついでに吐き出しておきますが。

自粛期間中、いろんな方が朗読をアップされたり、配信をしたり、様々な方法でエンターテイメントを届けてくださっていました。

その中で、夫婦揃って活動されている方々もいらっしゃって、もう本当に羨ましくて羨ましくて。

みんなに知られるのがあの形でなければ、とか、もっと時間が経ったタイミングだったら、とか、なぜか私がとても悔しかったです。

 

あんな風に、夫婦でひとつのものを創り上げて、それを発表してくれたら…なんて、希望を抱くくらいには、お二人のことを祝福しています。

そして、今後お二人が同じお仕事をするときに、”余計な事”を考えさせてしまわない環境が作れたらいいなぁと思っています。

 

なので、私がうじうじしているのは、結婚に対してではないので、そこだけは私のことを気にかけてくださる方に誤解がないといいなぁと思います。